台湾への旅02 - 町家でお茶 Jiou Feng Tea House [真夏の台湾 - Taiwan Summer 09]
疲れたので一休み、とお茶休憩の時間、こんな町家でお茶が楽しめるのなら何時間でもいたい気分です。
関西では古い町家や民家を改装したカフェやレストランがたくさんあって特集雑誌が出るほど。それぞれギャラリーをしたりワークショップを開いたり、場合によっては車でしか行けないような田舎のもと着物問屋を、なんていうお店もありますが、前回に引き続き、無国籍で時間感覚がおかしくなるような不思議の街、台湾の『九分』でも古い洋館や町家を改装し、アーティストや飲食店オーナーがこぞってお茶屋を開いていらっしゃいます。
その中でも、九分初のカフェである"→九分茶坊"に行ってみました。
→応援してください。
カフェと言ったけれど、正しくは"茶芸館"と呼ぶ。まさに、茶芸が楽しめる場所。街を歩いていると、あれ?ここ、もしかして?とつい引き込まれてしまうような古い平屋のような建物の入り口には、真っ赤な暖簾が。暖簾をくぐると部屋中がお茶の香とお茶の道具で飾られている。
九分茶坊のオーナーさんは、百年家屋「旧翁山英邸(現在の九分茶坊)」を、リノベートし茶芸館をオープン。入った瞬間に心地よい、新旧ミックスのセンスの良いアーティスティックな空間が広がる。
オーナーさんは画家であり、陶芸家というアーティストだそうで、「茶、陶、画」を中心とした経営理念はビジネスモデルとしても評価されているのだそう。楽しみながら良いリサーチになった。とても無理のない、『楽しみ方』や『喜び』『生き方』なんかをそっと教えてくれるビジネスモデル。空間のセンスも古すぎず、でも新しすぎるものを並べるでもなく、とても品があって、それは今現在にふさわしい空間を求めて、日々変化しているからなのだそう。
山の斜面につくられた家なので、入り口は2階にあたる。中にすすむと、ぐっと下がっていくつかお茶室がある中二階、奥にはテラスがあって景色が見渡せるし、階段を1階に降りることになる。2階の土間は、お茶を販売するお茶を楽しむカフェスペース。1階は、オーナーさんオリジナルの茶器ギャラリー。いわゆる、奈良の吉野の吉野造りと呼ばれる家に似た、典型的な山間部の家です。自分の家とは違うので、2階から入るとわくわくする。
ここのお勧めという、台湾東方美人茶をオーダーした。まずスタッフの方がお茶の作法の手本を見せてくれて、その後は自分たちでやってみる。テーブルの隣にある火鉢には絶えずお湯が沸かされているのだけれど、その火鉢も茶道具セットも、オーナーのデザインなのだそう。
日本のお茶のようにいろいろと道具があって、急須に湯冷ましの器、茶匙に急須の蓋置き、お猪口サイズの小さなお茶器、使い終わった茶葉を掻き出すのには桜の木の枝を使う。東方美人茶は温度が大切らしく、沸騰したままのお湯を使わずに85度まで冷ましてから急須に。7〜8回は同じ茶葉で大丈夫なのだそう。
お花のようなさわやかな香に、後味もすっきりしていて、残った茶葉はお会計の時にお持ち帰り。“天空の城”という別館もあるらしく、そちらは洋館。今度来た時はそっちもためしてみたいな。是非参考にしたい、サステイナブルなビジネスだった。
写真は→こちら Taiwan Photoで
→応援してください。
I love tea and tea ceremony. And I found a nice tea house in Jioufen, Taiwan. That's what I need now. That's the Peaceful and Creative "business model" to make our life sustainable.
The owner is an artist; painter and ceramicist. He renovated an old tradesmen's house to open a tea house, like we can see some models in Kansai area, Japan, too.
I learned Taiwanese way of tea and enjoyed with designed tea set by owner of the tea house. We use tea powder for tea ceremony in Japan, but I did the tea by leaves there. I ordered a tea that the staff recommended called "Dong Fang Mei Ren tea (Oriental Beauty)". This tea is a tippy tea, with natural fruity aromas that produces a sweet tasting bright-reddish orange tea liquor without a strong bitterness.
The staff could teach us that we need to make hot water cool down a little bit first, because the temperature to enjoy this Oriental Beauty is important. It's 85℃.
The tea house has another old building, it's also a tea house. But it's a western-style building. I'd like to visit next time.
関西では古い町家や民家を改装したカフェやレストランがたくさんあって特集雑誌が出るほど。それぞれギャラリーをしたりワークショップを開いたり、場合によっては車でしか行けないような田舎のもと着物問屋を、なんていうお店もありますが、前回に引き続き、無国籍で時間感覚がおかしくなるような不思議の街、台湾の『九分』でも古い洋館や町家を改装し、アーティストや飲食店オーナーがこぞってお茶屋を開いていらっしゃいます。
その中でも、九分初のカフェである"→九分茶坊"に行ってみました。
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カフェと言ったけれど、正しくは"茶芸館"と呼ぶ。まさに、茶芸が楽しめる場所。街を歩いていると、あれ?ここ、もしかして?とつい引き込まれてしまうような古い平屋のような建物の入り口には、真っ赤な暖簾が。暖簾をくぐると部屋中がお茶の香とお茶の道具で飾られている。
九分茶坊のオーナーさんは、百年家屋「旧翁山英邸(現在の九分茶坊)」を、リノベートし茶芸館をオープン。入った瞬間に心地よい、新旧ミックスのセンスの良いアーティスティックな空間が広がる。
オーナーさんは画家であり、陶芸家というアーティストだそうで、「茶、陶、画」を中心とした経営理念はビジネスモデルとしても評価されているのだそう。楽しみながら良いリサーチになった。とても無理のない、『楽しみ方』や『喜び』『生き方』なんかをそっと教えてくれるビジネスモデル。空間のセンスも古すぎず、でも新しすぎるものを並べるでもなく、とても品があって、それは今現在にふさわしい空間を求めて、日々変化しているからなのだそう。
山の斜面につくられた家なので、入り口は2階にあたる。中にすすむと、ぐっと下がっていくつかお茶室がある中二階、奥にはテラスがあって景色が見渡せるし、階段を1階に降りることになる。2階の土間は、お茶を販売するお茶を楽しむカフェスペース。1階は、オーナーさんオリジナルの茶器ギャラリー。いわゆる、奈良の吉野の吉野造りと呼ばれる家に似た、典型的な山間部の家です。自分の家とは違うので、2階から入るとわくわくする。
ここのお勧めという、台湾東方美人茶をオーダーした。まずスタッフの方がお茶の作法の手本を見せてくれて、その後は自分たちでやってみる。テーブルの隣にある火鉢には絶えずお湯が沸かされているのだけれど、その火鉢も茶道具セットも、オーナーのデザインなのだそう。
日本のお茶のようにいろいろと道具があって、急須に湯冷ましの器、茶匙に急須の蓋置き、お猪口サイズの小さなお茶器、使い終わった茶葉を掻き出すのには桜の木の枝を使う。東方美人茶は温度が大切らしく、沸騰したままのお湯を使わずに85度まで冷ましてから急須に。7〜8回は同じ茶葉で大丈夫なのだそう。
お花のようなさわやかな香に、後味もすっきりしていて、残った茶葉はお会計の時にお持ち帰り。“天空の城”という別館もあるらしく、そちらは洋館。今度来た時はそっちもためしてみたいな。是非参考にしたい、サステイナブルなビジネスだった。
写真は→こちら Taiwan Photoで
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I love tea and tea ceremony. And I found a nice tea house in Jioufen, Taiwan. That's what I need now. That's the Peaceful and Creative "business model" to make our life sustainable.
The owner is an artist; painter and ceramicist. He renovated an old tradesmen's house to open a tea house, like we can see some models in Kansai area, Japan, too.
I learned Taiwanese way of tea and enjoyed with designed tea set by owner of the tea house. We use tea powder for tea ceremony in Japan, but I did the tea by leaves there. I ordered a tea that the staff recommended called "Dong Fang Mei Ren tea (Oriental Beauty)". This tea is a tippy tea, with natural fruity aromas that produces a sweet tasting bright-reddish orange tea liquor without a strong bitterness.
The staff could teach us that we need to make hot water cool down a little bit first, because the temperature to enjoy this Oriental Beauty is important. It's 85℃.
The tea house has another old building, it's also a tea house. But it's a western-style building. I'd like to visit next time.
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