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台湾への旅01 - 神隠しの街 in Jiou Feng, Taipei [真夏の台湾 - Taiwan Summer 09]

今日本は変化へ向けて動こうとしていますが、なんだか実感がないまま、戦争を始めるような国にだけはならないようにと願っています。この全く実感のないかんじはなんなのでしょうか??

kyufun02.jpgそんな私は先週週末とちょっとした休みを利用して、これまた政治に混沌とした問題のある台湾に。こんな時代だからこそ、いろいろな国の人とも協力しようと、久々に会う友人をたずねた。今はいろいろネットワークで繋がれるから、みんながどうしているかすぐにわかるけれど、会って話をするとリアルにわかる、それぞれの今。最近特に疲れがたまっていたので、どうにか気分をリフレッシュしたいという気持ちも込めて、九分(分はにんべんがつきます)に。

そこは、あの世界的に有名になったアニメ映画のモデルになった場所なのだそうです。

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九分へは台北から鉄道で40分ほどの瑞芳駅まで行き、その後タクシーに乗り換えてどんどん山の方へ。沖縄風のお寺の屋根が見え始めると到着する。

kyufun.jpg降りて景色を見てみると、かつて訪れたイタリアのカプリ島に似ているなと感じた。カプリ島へは海から入る。それから山を登って人々の集る街に入って行く。九分も遠くに海が見える。山に沿って箱のように小さな家が立ち並ぶ様子が、所違えどものすごく似ている。

九分はもともと金脈のあったところで、戦争の頃には日本人も多く住んでいたそう。その後金がなくなると過疎化で寂れたらしいけれど、映画のロケ地として使われてから観光地になったのだそうだ。

にぎやかなメインストリートは、屋根が重なる細い路地で、昼でも暗く、赤い提灯が並んでいるのが印象的。その路地を進んでいくと、山の地形に沿って階段が直線につけられた通りがある。ここは映画にも登場した茶房がある場所で、坂の下にレトロな映画館もある。

kyufun01.jpg下からその通りを見上げると、そこは『千と千尋の神隠し』の世界。夕方に提灯に火が入れば、映画の1シーンのような風景が広がるのだそう。時間がないので昼間だけ・・・

あの中華?日本風?みたいな感覚は、この九分の雰囲気からインスピレーションをもらってたんだな〜。とにかくどこか怪しい。今では、アーティストやナチュラルライフ思考の人が古い洋館を改装してカフェをオープンしたりしているのも、この街の魅力なんだろう。小さな街なのに、いろいろな変化を経験して、怪しげで無国籍な感じになっている。

kyufun05.jpgにぎやかなメインストリートと交差する小さな路地を山の下に降りれば、嘘のように静かで民宿や生活雑貨のお店に混じって、意外といいかんじのお店がちらほら。こんな怪しげな街では、今世界的に大変な時代にいることなんて、全く気にしない人たちがいて、いつの時代にいるのか、ここはどこなのかもわからない不思議な気持ちにさせてくれる。

cha03.jpg蒸し暑くて、山を登ったり降りたりで疲れるはずなのに、まさに千と千尋的な意味不明なノスタルジックな感じに、意外と癒されるのが不思議。次回は、マイお抹茶セットを所持している私の、台湾茶お手前初体験をお伝えします*

旅の写真は、→こちら "Taiwan Summer photos"

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