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水の都 大阪 - Osaka as a Water metropolis [建築と都市のあれこれ - Urbanism]

「江戸の八百八町」。

「京の八百八寺」。

東京は町が多く、京都は寺が多い。ではでは・・・

naniwa03.JPG「浪華の八百八橋」、大阪は橋が多いというわけです。













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実際には東京(約3800)や京都(約1300)よりも大阪の橋の数(800)は少ないらしいのだけれど、市域面積に占める橋の総面積の割合では東京の約2倍、京都に比べると約10倍ほどもあるそうで、つまり大阪の橋は1つ1つの規模が非常に大きい。橋の規模が大きいということは、堀や川も同じように大きいわけで、それが廻船の航路にもなって、全国各地の米や物資が集まったことが日本の流通経済の核となり、天下の台所、水の都・大阪の繁栄を生んだわけなのだそうだ。

naniwa01.JPG今年の夏、水の街大阪をよみがえらせる催し、水都2009が開催されるそうで、それにさきがけ、大阪にいてもなかなかみんな乗った事がない、大阪の代表的な水路を巡る『なにわクルーズ』に参加させていただいた。



『落語家さんと行く・・・』という、はなし家さんにご案内していただくわけで、2003年から始まった、ちょっとした当たり企画なんだそうだけど、まだまだ全国的な知名度は低いのだそうで、ちょっと残念。今回は、いつも京都や奈良と違って、海外の友達に大阪を案内するとすれば、何を・・・と迷ってしまいがちな私ですので、期待満々だったけど、オール関西弁のツアーは少々意味不明なところがあるかもしれません[たらーっ(汗)]

地下鉄でどどーっと移動してしまえば簡単だけど、たまには船交通で水路を移動するのも悪くない。風は気持ちいいし、水門を抜けるときには何かの裏側が見れるようでおもしろい。

naniwa02.JPG一番の見所は堂島川の北側。中之島地区。大阪市役所や中之島図書館(国指定重要文化財)、リーガロイヤルホテル、フェスティバルホール、大阪府立国際会議場、大阪市立東洋陶磁美術館などが集積する大阪の国際文化交流ゾーン。昔は蔵屋敷の並んでいた地域で、その跡地に建てられたという建物が軒を連ねている。その規模から当時のにぎわいが伝わってくるようだ。中之島公会堂には、なにわの商人の魂が。その感動的な話は是非乗ってみてからのお楽しみ・・・

船からわかる都市のかたちも歩くのと違った発見もあり、また、特に水運で栄えた街の歴史がそこから見えてくるのは、現代人がなかなか知らないことが多いだけにおもしろい。大阪の水の回廊は、都市の中心に珍しい『ロ』の形をしているそうだ。かつて人の暮らしが都市を形成していたように、今後大阪人が水辺との暮らし方をつくっていけたらおもしろそうだ。決して、途中で終わらせないで、あと、ゴミはやっぱり目立っていたので、川には捨てないで欲しい!お願いします。

→Photo はこちら 『Osaka Water Cruise』

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In ancient times, Japan had its capital in a place called Naniwa-zu. Naniwa-zu served as a hub for trade and interaction with the Seto Inland Sea region, Kyushu(southern part of Japan), and the continent. Through such trade and interaction, new technologies and cultures were brought into Osaka.

In the 16th century, the feudal lord Toyotomi Hideyoshi excavated the Higashi-Yokobori canal as the outer moat of Osaka Castle. From then until the 18th century, numerous canals were excavated as part of urban development. These canals served as logistical arteries for Osaka, then dubbed the "Kitchen of the Nation."

In the Edo period, Osaka was called the "city with 808 bridges," while Tokyo was dubbed the "city with 808 towns." The bridges in Osaka at the time constituted important elements of the backgrounds of joruri puppet plays and other theatrical performances. The bridges were as much symbols of Osaka as its rivers.

After the war, with the advance of motorization, many rivers and canals were filled to reclaim the land. Over long years of history, rivers have always played an essential role in people's livelihoods. From the era of Naniwa-zu through the Edo period to the modern age, Osaka benefited from its crisscrossing canals immeasurably.

In view of these legacies, an initiative has begun to revitalize Osaka as a Water Metropolis.

There's a cruise tour to go through the water corridor in Osaka with a traditional comedic storyteller called "Rakugo performer". Try it when you visit Osaka.


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