アラ還 建築家たちの上海ナイト - Shanghai night

日記を書く暇もなく、この2週間一体何をしていたのか・・・？

世界で今一番変化している街に滞在、プレゼンの準備などに日々追われて、すっかり不健康生活を送っていたのでした。日本に帰ってきたからには、また摂生していきます

上海に長期滞在する外国人は年々増えているそうで、特に、上海市を訪れる外国人年間約１６０万人のうち日本人はその３分の１を占め、長期滞在する日本人は約１万人を超えるそう。そんな上海の10年前を知る、今回の旅をご一緒した日本の建築関係の重鎮たち・・・彼らに言わせれば、この10年間上海は、地球のどの都市の歴史を見ても、稀なものすごいスピードで発展を遂げたのだそうだ。





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まず中国のクライアントと言うと、変な意味ではなく、とても心配になる。日々変化しているこの街は、何もかもが未定。そして、何もかもが急速に変化し、目まぐるしく状況が変化している。

噂には聞いていたものの、実際に体験してみると、都市によって差はあるものの、こと上海に関しては、2年以内に地下鉄が12本できるとか、毎日新たな都市計画のプロジェクトが生まれている、とか・・・日本では考えられない規模とスピードで人やものが動いている。

日々の報道などで、急速な経済成長のせいで起こる深刻な事態と、膨大な数の人口をすべてコントロールすることの難しさを見ていると、初の中国プロジェクトはかなり不安があったものの、若干カルチャーショックを受けつつ実感したのは、日本がきっと20年前、私が生まれた頃同じ状況だったんだろうなという感覚・・・またそれは、アラ還の人生の大先輩たちの話から想像でき、自分がどうしても知り得なかった世界を生きてきた人たちが、今何故中国にいるのか？、そして何故私と仕事をしているのか？を考えると、人生とか歴史のおもしろさを感じる。

彼らは中国の都市開発に一役も二役もかっている。技術指導をし、現場を指揮し、経験で日本の会社のビジネスをも支えている。今の若い子よりずっと元気なおやじ達。

一般消費の市場がまだまだ育っていないから、デザインに対する理解も少ない中、長期戦が得意な私にはわくわくするような、とても長い視野で全ての成長を見守ることのできるプロジェクトが繰り広げられていく予定。そういう意味で、今までの中国に対する固定概念は、全く覆されたのだった。

上海の夜景のライトが消えるのは22:00。でも、それ以降もたくさんの人々が1日3交代で24時間働いているのだそうです。


これからの展開に乞うご期待。次回は出張と言えど楽しみな中華料理の奥深さをレポートします。


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