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晩秋の有馬で - Autumn in Arima Onsen [旅 日記* - Travel Report]

arima01.JPG晩秋を過ぎ、今日からいよいよ本格的に冬が来た。毎年どんどん暖冬化して、着る服、特にアウターを選ぶのが難しくなった。かと思えば建物の中は暑すぎるくらい暖房が効いていることもしばしば。

どんなに暖冬になっても、寒くなってきて、紅葉が始まれば、恋しくなるのは温泉。お風呂好きな民族のDNAが呼んでいる。今年も来い、と。

古い街並を保存し、石畳の道を歩く。ふと見上げると私のお気に入りの風景。今年の紅葉も奇麗でした。

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arima02.JPG年末までプロジェクトが落ち着いてきた頃を見計らい、大阪市内から1時間半の、関西の奥座敷に、晩秋の湯を楽しみに行ってきた。何度行っても落ち着く、さすが伝統のある有馬温泉。日本三大古湯だけあって、温泉街も密度が高い。

遠くの人には馴染みがないかもしれないけれど、東京で言えば箱根、みたいなものだろうか?日帰りでも楽しめる近場の名湯。

arima05.JPG今年は新型インフルエンザの流行が影響し、キャンセル客が計約2万人に上り、損失が4億円を超えることが5月ごろにニュースで報じられた。観光協会の金井常務理事は「阪神大震災直後より深刻」と話していたそうで、震災の頃にも様々に打撃を受けた温泉地がまたもや窮地に。

大阪市内から近いだけあって、震災後の復興プロジェクトで建築関係者の設計したお宿も多い有馬。家族もみんな大好きなので心配していたけれど、さすがに紅葉のシーズンとあって、たくさんの人出が。でも、以前はそぞろ歩きながら楽しめた大好きな地ビールが、なぜか軒並み販売中止に・・・

もしかして酒税の関係なのか?今年は本当にいろいろなくなったり新しくなったり、何がいいのか悪いのか、判断のしがたい出来事やものであふれている。こんな時こそ、Be Your Natural Selfのモットーを大切に、何かするときはいつもより慎重に、自分にとって、それから関わる人やものにとって良い結果になることを意識しながら行動するようにこころがけている。

arima04.JPG一方で、『本当に必要なこと』を見つめ直すことが多くなった世の中の方向性の中で際立っているのが『食』と『地域』。有馬も例外ではなく、国土交通省が進める『泊食分離』のモデル温泉地区で、これまで当たり前とされてきた(温泉地に泊まる=夕食は旅館で味わう)という図式を覆し、宿泊のみ、食事のみを可能にしようという動きが始まっている。そのため、以前よりも温泉の楽しみ方にバリエーションが出ている。私は以前の通り、宿泊+しっかりと晩ご飯をいただくのが楽しみだけど・・・。

arima03.JPGそのプロジェクトに欠かせないのが、『食』の充実ということで、お米を「ご飯」以外の食べ方で提供することにより、食の充実をはかり、地産地消の好循環を生み出そうとする新たなる試み『有馬88(米)プロジェクト』が行なわれている。フィーチャーされている素材は玄米。

身体にいい食事法として、注目を集めているマクロビオティックに欠かせない食材で、有馬温泉ではマクロビオティックの料理教室と提携し、さまざまな種類の玄米メニューを開発中なのだそう。今回たまたまいろいろと検索して、いいな、と予約をした『月光園の游月山荘』も、夜のお食事には神戸牛のメイン料理に、60種類の地元食材を使用したマクロビのメニューのバイキングがついている。写真は旅館の敷地内から見える紅葉の山並み。川面に映り込む様子が奇麗。日本の秋の色。

古い街並と自然に囲まれた温泉地に、素敵な来年が訪れますように・・・

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Arima Onsen is an onsen, or hot springs in Kita-ku, Kobe, Japan. This Onsen is still a hidden treasure of modern Kobe, behind Mount Rokko. It attracts many Japanese who want tranquility with beautiful natural surroundings and yet easy access from the busy cities in Kansai metropolitan area including Osaka. It's one of Japan's oldest.

Arima Onsen City has attacked by an earthquake disaster in 1995 (January 17 quake). Many of my relevant architects engaged in the reconstruction effort for some traditional hotels. In addition, this hot spring place is just near by the city such it takes only 1 hour to arrive from Osaka. So the city became my regular travel place.

The city has attacked by another unfortunate issue; spread of the new influenza virus N1H1 this year. Over 20,000 people has canceled their reservation since this May, so I was worried about a complete lack of exuberance in the city. But no need to worry, there're many people came to enjoy the changing colors of autumn leaves with ancient bath. During this crisis, the hot spring city union has started to propose some new variations for accommodation plans to respond to a diverse range of lifestyles. And as a part of their social responsibility, Arima onsen union is making various efforts on behalf of food project by macrobiotic.

I hope this beautiful streets, nature, and hospitality will be here as it is forever.
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